(巻二十九)鰭酒やすでにひとりの別世界(高橋寛)

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(巻二十九)鰭酒やすでにひとりの別世界(高橋寛)

6月29日火曜日

眼鏡屋さんに同行した。視力は0・5を確保とのことで、外歩きができる程度らしい。細かい字は外した方がよく見えるので、眼鏡をかけたり外したりになるらしい。紐を買ってぶら下げることにしたようだ。家の中では裸眼で過ごすことになるが、炊事などで水や油が目に入るの防ぐために伊達眼鏡が欲しいと言っている。

オープンサンドで昼食。昼食後4日分溜まった洗濯を致す。

夕方、駅前まで二人分の弁当を買いに出かけた。焼鳥弁当と惣菜屋筑前煮を買う。一人当たり850円見当だ。まあ仕方ない。

本日は三千四百歩で階段は1回でした。

願い事-叶えてください。

「大往生するための条件 - 中村仁一・久坂部羊対談」思い通りの死に方 から

を読み、

《久坂部:ただ難しいのは、死は誰にとってもワンチャンスしかないので、やり直しがきかないことです。「失敗したから、次はうまくやるぞ」というわけにはいきません。たとえは末期がんが見つかったとき、できるだけの手を尽くして闘ったほうが満足できるのか、「助かるかもしれない」という希望を捨てて苦しい治療を受けずに死んだほうが満足感が大きいのか、これは試してみることができないわけです。どちらかを選ばなければいけない。それを選ぶ強さや判断力がないから、多くの人が右往左往するんですよね。

中村:そこはもう、ひとりで決めるにしろ、まわりの人たちに相談して決めるにしろ、最後は自分で選んだことに責任を持って、何が起きても他人のせいにしないことが大事でしょうね。自分で選んだことは、「これは俺が決めたことだから」と自分で引き受ける。生きることも死ぬことも、すべては自分自身のものですから。その信念と覚悟がなければ、どんな死に方をしても大往生とは呼べないのではないでしょうか。》

をコチコチいたす。

晩秋やあつさりと癌告知さる(松重幹雄)

癌に限らず延命措置を取るか取らないかを決めなくてはならない時は近くに迫っているのかもしれない。