(巻三十二)一羽鳩この秋晴に任務もち(鷹羽狩行)

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(巻三十二)一羽鳩この秋晴に任務もち(鷹羽狩行)

 

3月23日水曜日

細君は医者に採血の結果を訊きに出かけた。戻って云うにコレステロール値が139が141からに上がったと気にしているが、投薬量に変更はないとのことだ。帰りに念願の崎陽軒のシュウマイ弁当と肉マン、シュウマイを買ってきた。

昨日は『「東京花譜 - 永井荷風」』をコチコチと読んだが、旧漢字や旧仮名の文体をコチコチしたので携帯がそれを記憶している。今朝は『「23番福神橋~月島通八丁目 - 石堂秀夫」懐かしの都電41路線を歩くから』をコチコチと読んでいるが、“當”だの“淺”だのと荷風の名残がまだ消えない。『23番』の方も冒頭で墨東綺譚を引いているのだが、このさんずいつきの“ボク”が携帯の辞書にはなく困る。PCに移したときに直すようにはしているが、討ち漏らしが出る。

隅田川の東岸一帯を、昔の文人たちは「墨東」の雅称で呼び、永井荷風にも「墨東綺譚」という名作がある。この作品には、昭和一一(一九三六)年の「市電二五周年」に、花電車が走ったという興味深い場面も描かれている。

永井荷風は浅草をはじめ、隅田川のほとりの下町をこよなく愛した作家で、それだけに彼の作品には、物語りの背景にしばしば昔の「市電」や都電が登場する。》

午後は注文してあったICレコーダーが届いたというので駅前の量販店まで取りに行った。ついでに串焼き本舗に立ち寄ったが酒が旨くない。安上がりに制作したニュース番組を流している。それが目に入ってしまい酒が不味い。気分の問題だろうが、もう外で呑むのはもうよそう。

聞たくも無きこと聞え耳袋(加古宗也)

面白くないことは続くもので新しいICレコーダーが使いにくい。ラジオは無くなっているし、ファイルコピーも出来ない。今、使っているものが販売停止になってしまったのでどうしようもない。ICレコーダーをラジカセのように使うのは時代遅れで、ICレコーダー自体が絶滅危惧種なのだろう。

耕人を笑はせているラジオかな(二階堂征治)

願い事-生死直結でさっさと絶滅してしまいたい。コワクナイ、コワクナイ。

でも、桜が開き始めた。よかった、よかった。

聲なくて花のこずえの高わらひ(野々口立圃)

 

In the afternoon, the shop called me up that the IC recorder I had ordered arrived, so I went to the shop in front of the station to pick it up. By the way, I dropped in at Kushiyaki Honpo, an offal grill shop, but the sake was not good because of a poor news show produced at a low cost being played in the shop. I avoided it get into in my eyes, yet still it made the sake taste bad. It's a matter of mood, but I don't think I should drink outside anymore.

Listen to what you don't want to hear (Muneya Kako)

Uninteresting thing followed. The new IC recorder disappointed me because it doesn’t have radio and I can't copy files. The one I'm using now is not sold anymore. So there's nothing I can do about it. Using an IC recorder like a radio cassette player is outdated, and the IC recorder itself may be an endangered species.