(巻三十二)ごてごてと草花植えし小庭かな(正岡子規)

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(巻三十二)ごてごてと草花植えし小庭かな(正岡子規)

 

3月27日日曜日

朝のゴミ出しに出て花見を致す。一日で随分と開いた。

細君が朝日俳壇を持ってきてくれて、稲畑汀子氏の後任に小林貴子氏が決まったと教えてくれた。

女体とは揺れ異なれる桜かな(小林貴子)

蜘蛛の糸急にどうでもよくなりぬ(小林貴子)

を書き留めている。代表作ではないだろうが、こういう句も作られる俳人なのだろう。角川俳句でも選者をされている。

今日も俳壇の作品は時事ものが多くウンザリだ。サッパリとしたところの一句、

家を出て五十歩百歩初音かな(酒井康正)

を書き留めた。

午後はお願いしていた『角川俳句3月号』が届いたと連絡を頂いたので図書館へ参った。そこから、曳舟川、笠間稲荷、蓮光寺、亀中、生協と歩いたが、今日は猫も休日のようで皆不在。桜にはまだつぼみが随分と残っている。当地の花の盛りはまだだ。

山守の使いは来ねど馬に鞍置いてぞ待たん花の盛りを(近藤勇)

生協で米と麦茶を買い、自分用のウイスキーも買う。いつものカティー・サークが400円以上値上がりしていたので今日は白にした。カティー・サークの方がサントリーの白より安かったのでカティー・サークにしただけで拘りはない。私の舌は赤と白の違いまでしか分からない。値段が再逆転すれば白に戻るだけだ。何につけ渇望はしたくない。

https://nprtheeconomistworld.hatenablog.com/entry/2020/03/14/082736

帰宅して角川俳句を捲り、

一生の花といふ花やがて塵(長谷川櫂)

ひそかにも苦しむ人にけふの月(長谷川櫂)

深く吸ふ息を静かに吐いて梅(嶋田麻紀)

ため息のゆきどころ無き夜なべかな(横滝友子)

欲しき物何もなけれど茸狩(きくら宏)

落葉踏む余分なことは考へず(富沢まみ)

を書き留めた。

願い事-生死直結で知らないうちに叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。

死にたがっているくせに毎朝尿酸を下げる薬と血圧を下げる薬を飲んでいる。飲み忘れを防ぐために薬袋には記録紙が差し込めるようなスペースが用意してあり、毎日飲み終わると日付を書き込んでいる。去年の10月7日から記入を始めたが、来週で用紙が埋まる。さてそこで、切換をいつにしようか考えた。年度変わりの4月1日にしようか、それとも来週の月曜日、4月4日にしょうかと。しかし、どうも両日とも何か気に食わない。明日から新しい用紙に記入することにして差し換えた。

血圧の薬一生地虫鳴く(一民江)

 

In the afternoon, I was informed that the requested "Kadokawa Haiku March issue" had arrived, so I went to the library. From there, he walked with Hikifunegawa, Kasama Inari, Renkoji, Kame-chu, and Co-op, but today the cats seem to be on holiday and they are all absent. There are still a lot of buds left in the cherry blossoms. The flowers here are not in full bloom yet.

Yamamori's messenger hasn't been coming, but I put a saddle on the horse and wait for the flowers to flourish (Isami Kondo)

Buy rice and barley tea at the co-op, and buy my own whiskey. The usual Cutty Sark has risen by more than 400 yen($3.5), so I made it White today. Cutty Sark was cheaper than Suntory's White, so I had just chosen Cutty Sark. My tongue can only tell the difference between Red and White. If the price reverses again, I just return to White. I don't want to be craving for anything.