(巻三十四) 永き日や相触れし手は触れしまま(日野草城)

(巻三十四) 永き日や相触れし手は触れしまま(日野草城)

 

8月27日土曜日

掃除機がけ、毛布干しの後、細君のシルバーパス(バス券)代千円を白鳥のファミマに払いに行く。細君は年千円だが私は半年で二万四千円だろう。まだ歩けるし、半年で二万四千円分は乗らないだろうから私はいまのところシルバーパスのお世話にはならないつもりだ。

老いの手に水を束ねる晩夏かな(浅井一郎)

夕方散歩に出かけたが、土日は人混みをさけて、お酒も控えて、近所を歩くことにしている。

図書館から『角川俳句8月号』ほかが届いていると連絡があったので図書館を最後にすることにして、都住2、都住3、図書館と歩いた。

都住2では階段下に満腹の太郎と花子が寝そべっていた。そのままにして退去。都住3ではサンちゃんが藤棚下で寝そべっていた。他は不在。石垣の手すりに腰掛けて様子を見ていたら起きあがって側にきた。スナックをねだるわけでもなく、すり寄ってくるので首筋を軽く掻いてやったり、撫でてやったり。スナックでの繋がりから触れあいになってきた。

図書館では、『角川俳句8月号』の他に『お寺の掲示板・諸法無我-江田智昭』、『The SCIENCE of COOKING』を借りた。料理の科学は外国図書でイギリス本のようだ。 図鑑のようにズッシリとした本で写真も多い。お値段は20ポンドとなっている。一気に読むという本ではないから、借りては返し、返しては借りる。そんな読み方をしよう。

初秋の風来る方へ顔を向け(伊藤トキノ)

缶けりの缶のそののち啄木忌(桜井教人)

を角川俳句から書き留めた。

願い事-コロリと片付けてください。

願わくは昼寝のままの大往生(平井勇吉)