(巻三十四)尺取の縮む力で進みをり(大東由美子)

(巻三十四)尺取の縮む力で進みをり(大東由美子)

8月28日日曜日

朝から雨。気温は下がっているのだろうが蒸し暑い。洗濯して部屋干しにする。

昼にゴミ出しに外に出たが、外は涼しい。

3時に散歩に出る。都住3、ウエルシア、都住2、白鳥ファミマ、と歩く。

都住3ではフジちゃんが草むらから声をかけてきた。フジちゃんにスナックをあげているとサンちゃんも食い気を示して出てきた。食事前だと態度がかなりちがうなあ。やはり食い物で繋がっているのか。

ウエルシアで単4を20本買う。一番安いのを買うのだが結果的にそれが一番安いのか分からない。持続力が高い方を買った方が結果的に安いのか、そこが分からない。

都住2では、ご近所婆さん二人が花子と太郎に食事をあげていた。友達婆さんは踊りの方で外出らしい。ちょうど猫たちが食事を終えたころ和服姿の友達婆さんが帰ってきた。三人の婆さんたちの話だとパトロン婆さんが退院して今日戻ったらしい。階段を踏み外して足の怪我をしたらしいが、年を取ればそういうことなのだ。

今年は亀有香取神社のお祭りがあるようだ。

「[手記]夫・山田風太郎の臨終まで - 山田啓子」

を読んでいる。

〈乱歩先生と言えば、推理作家仲間で毎年命日に乱歩先生のお墓参りをして、帰りに家でお酒を飲むのが恒例でした。ところがここ十数年、横溝正史さん、大河内常平[つねひら]さん、千代[ちよ]有三さん、角田[つのだ]喜久雄さん、中島河太郎さん、山村正夫さんと、そのメンバーが櫛の歯が欠けるように亡くなられ、最後は主人一人残されて、寂しそうでした。

「(姓の)あいうえお順に死んでいくねえ。『や』だから僕が最後なのかなあ」と言っていましたが、よく考えると、「あいうえお順」なら横溝先生の方が後のはずなんですけどね。

また、主人の下手の横好きのマージャンによく付き合って頂いた色川武大[たけひろ]さんや、ほぼ同年輩で家族ぐるみのお付き合いをしていただいた高木彬光[あきみつ]さんが亡くなられた時は、相当ショックだったようです。高木さんの時は、主人も病院から退院したばかりだったため葬儀にも伺えず、なおさらガックリしていました。〉

という一節があった。

『武大想い出抄-山田風太郎

https://nprtheeconomistworld.hatenablog.com/entry/2020/05/03/083052

は突き放したような書き振りだが、心中はそうだったのか。

願い事-コロリと片付けてください。今年の2月26日に敷居に潤滑剤を塗布していて、床にも撒いてしまって、それに滑ってもんどりうって転倒したが、怪我をせずに済んだ。幸運としか言いようがない。二度も幸運は続かないだろうから、今度倒れたたらそのままお陀仏という死に運をください。

倒されて案山子は天を知りにけり(横田青天子)

Life has become immeasurably better since I have been forced to stop taking it seriously. Hunter S. Thompson

これも悟りでしょう。