(巻三十四) アメヤ横丁海鼠の棲める銀盥(タライ)(渡辺二三雄)

(巻三十四) アメヤ横丁海鼠の棲める銀盥(タライ)(渡辺二三雄)

9月2日金曜日

小雨が降るが、急遽二日分で洗濯をすることになる。通常の洗濯物の外に家用の半ズボンを洗う。洗濯容量は24Lで変わらず。急遽だったのでパジャマの下を洗い忘れた。

午後になっても雨模様、涼しくなり昼寝快眠。

けじめなく午後となりたる秋ついり(片山由美子)

夕方になっても雨模様で散歩せず。

比較的心静か。グレアム・グリーンのいう日記療法も軽く済ます。

久しぶりラジオを聴く。きしゃぽっぽを除けばラジオはつけないから久しぶりだ。聴いたのはFM葛飾小笠原愛さんの番組とナック5で坂崎さんの番組。ローカル局に限る。

願い事-ポックリで叶えてください。

「老境 - 斎藤茂吉斎藤茂吉全集第七巻

を読み返す。

《このごろは、萬事が氣にかからぬやうになつた。氣にかからぬから、萬事うつちやつておくといふことになる。この事柄をおしひろめて行けば、『死』などといふ事柄だつて、若い者のやうに氣にかからぬことになつて、わりかた氣樂に往生が出來るのではないかとおもはれるのである。若い者の心中などは餘程の決心で、幾分麻痺藥でも服んで、お互に抱き合つたりして、苦勞して死ぬのであらうが、耄ろくしたものは、そんな手數もいらず、自殺などといふ手數もいらず、はなからの手數もいらずに、往生出來るのではあるまいか。》

71歳くらいで亡くなっているから、活動停止から死までが短い。それが理想だ。活動してきたとは言いがたいが、もういい。