(巻三十五)年の暮眼鏡ずらして見る世間(清水れい子)

(巻三十五)年の暮眼鏡ずらして見る世間(清水れい子)

10月26日水曜日

朝家事、特になし。ICレコーダーに抜けていたBBCの番組を落とす。

昼飯喰って、昼寝せず。角川俳句が届いていると連絡があったので、散歩がてら受け取りに参る。図書館から都住3に回る。陽のあたる2号棟の階段のところにサンちゃんがいたが、食後の雰囲気なので声だけかけて退去。1号棟の階段にはクロちゃんがいて駆け寄ってきた。足にまとわりついたあとは地面にゴロゴロしてお腹までみせて愛嬌を振り撒いてくれる。可愛い。二袋。

そこから白鳥ファミマへ移動した。店内に入ってみたが、イートイン席が修徳坊主に占められていて退去。

帰宅して、角川俳句を捲り、

寝て覚めて起きてこの世の暑いこと(池田澄子)

よく喋るひとなり毛糸編みながら(堀切克洋)

梨買ふに足のマークの上に待つ(仁平勝)

お前なんかに言われなくても葱坊主(市堀玉宗)

切れ味を試されてゐるトマトかな(山田はづき)

今日のことだけ考える寒さかな(小林康昭)

を書き留めた。

「切れ味を」が天かな。

願い事-涅槃寂滅。