(巻三十四) 枕木の遠目密なり梅雨きざす(対馬康子)

(巻三十四) 枕木の遠目密なり梅雨きざす(対馬康子)

10月4日火曜日

家事、特になし。読む本もなし。聴くものはあるので専ら英聴、時々マージャン。手に負えない心の動きを縛り付けるにはマージャンがよい。パチンコ中毒もそういうことではなかろうか?

昼飯喰って、昼寝して、散歩。

久しぶりに都住2を通ると階段下にパトロン婆さんが花子を抱いて座っていた。「お久しぶりです。」と挨拶。「可愛がってあげてください。」と花子を渡されしばらく撫で撫でしながら婆さんと雑談。花子も若くはないらしい。7歳くらいとの話だ。パトロン婆さんの留守中に友達婆さんが贅沢させたので癖が抜けないとのこと。今は部屋の中でのんびりしていることを好むとか。最近見掛けないわけだ。

そこから都住3へ。サンちゃんがスナックをねだる。都合二袋半もあげてしまった。あとの半はあとから出てきたフジちゃんが食べた。そこから1号棟に回りクロに挨拶。クロにも二袋あげた。そろそろクロにも触ってみようか。

そこから二丁目の通りを大野医院まで行き、新道を渡って蓮光寺前を通り、曳舟川のところのローソンに入った。おでんはあるか?と訊いたら「今年はおでんはやりません」とのこと。確かに手間がかかる品だもんなあ。

最後に図書館に寄ったが、前に鼻黒がいたので一袋。最初にスナックをあげた猫が鼻黒で一年前だ。

図書館で予約してあった3冊を借りた。何となく借りた3冊だ。帰宅して捲ってみたが、読む気にならず。無理に読むこともない。返すことにしよう。

夜、細君が「ボケ月」がキレイよと呼ぶので拝しに窓際に行った。

朧から出られぬ月の光かな(抜井諒一)

願い事-涅槃寂滅。無理に生きていることもない。返すことにしたいが、苦しみたくはない。気がついたら終わっていたというのが願いだ。

熟柿皆承知年貢の納め時(高澤良一)