(巻三十九)こときれてゐればよかりし春の夢(上田五千石)

2月15日木曜日

晴れ。3ヶ月に一度の検診に平成ペンギンクリニックへ行く。CTの予約時間が9時半で、余裕をもって8時20分に家を出て、8時半の区役所行きバスに乗った。

バスはスイスイと走って10分弱で区役所に到着。画題用に区役所の入口付近を一撮致す。この画には人の後ろ姿を入れたいので出勤する人々を敢えて取り込んだ。

病院までの途中のLAWSONで珈琲を喫す。CTと採尿のために尿は溜めておかなければならないが、病院までの途中でしたくなってもいけない。毎度毎度この調節に気を遣う。

9時前にクリニック到着。4階の検査階に上がり、CTの受付に予約票を出す。予約時刻まで30分あると思いのんびりと持参の文庫を広げたら、直ぐにお呼びが掛かった。

CT室に入り、急ぎ肩掛けカバンを外し、ジャンパーを脱ぎ、トレーナーを脱ごうとしたら、「胸ポケットに何も入れていなければ、着たままでいいですよ｣とのこと。ズボンを膝まで下ろして検査テーブルに横たわる。2回腹を膨らませて撮影。終わって検体検査受付に移動し、採尿カップを受け取りトイレで必要十分量を排尿。検体検査に戻り、背のスラッと高い、ひょっとしたらいい女かもしれないと想像できるおねえさんに血を採られた。「夜目、遠目、笠のうち｣と云うが、マスクを外したお顔を拝んでみたい。

で、検査を終わり3階の診察階に下りて受付に診察票を入れ、缶珈琲を喫してベンチに座る。CTと検体検査の結果が届くまでは呼ばれない。

10時30分に呼び込み。CT及び検体検査の結果を診るに小康とのこと。大学から来ている若い先生は3月末で異動との由。

1階に下りて会計。ちょっと待てばシャトルバスが出るので待つ。病院の方に練馬ナンバーの救急車が到着。ここまで運んで来るのか！

シャトルバスは11時に発車し、リハビリ病院に10分後に到着。リハビリ病院併設の薬局に入り処方箋を美帆さんにお渡しする。薬をいただき、生協でカツ重とギョウザを買って帰宅。

カツ重とギョウザでは多すぎかと思ったが、朝食を抜いていたのですんなりと腹に収まる。

食後、洗濯。採血のあと、しっかりと止血しなかったのでシャツにシミをつけてしまった。まっ、十年近く着たヨレヨレだし、シミがある程度のことは気にしない。

散歩は致さず。春一番だとか。

春一番見かけ倒しも芸のうち(佐藤鬼房)

で、肉野菜炒めの下働きを致す。

今宵も湯冷めすることなく10時過ぎまで机で過ごした。

願い事－ポックリ御陀仏。クリニックの待合室を見回すに、ポックリだ、何と言っても元気で早いこと、ポックリだと思う。

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