(巻四十)青カビのチーズの固き余寒かな(徳原伸吉)

4月10日水曜日

 

(巻四十)青カビのチーズの固き余寒かな(徳原伸吉)

 

顔本にほぼ毎朝投稿される、「おらが湊鐵道応援団」という動画を毎朝拝見し、主人公の猫「ミニさむ」を愛でている。今朝は私が「いいね」のトップを取った!食い物につられての関係でないところが素晴らしい‼

晴れ。朝家事は洗濯物干し、布団干し。朝食用品の買い出し。途中で八重桜を仰ぐ。税務署の河津桜で始まった桜の季節も大詰めか。

時間外勤務のやうに八重桜(矢島渚男)

昼飯喰って、一息入れて、散歩。

先ず、ウイスキーの空瓶を集積所に持っていき、そこから桜通りに出た。満開の花の下に奥戸の方のケア・ハウスのボックス・カーが2台停まり、婆さんたちが介護士さん伴われて降りてきた。ここまで花見に来たのだろう。爺さんはいない。図書館に婆さんは居らず、ケア・ハウスに爺さんは居ないのだとすれば、これは目出度いことである。

今生の桜と見しが又会えり(綾野南志)

というところだろうが、しぶといからまた来年も会えてしまうことになるのだろう。

曳舟川の桜が満開。ここの桜は低く枝を伸ばしているのでとても美しい。

稲荷のコンちゃんを訪ねる。愛想よく出迎えてくれて、足にまとわりつく。一粒ずつ置いたスナックを一袋分食べて日陰へ去って行った。

そこからクロちゃんのところへ回ったが、クロちゃんの団地の公園にある藤棚の藤が開き始めた。クロちゃんも信愛の情を示してくれた。皿にスナックを入れてあげたが、半分食べて止めていた。食べて体力を蓄える季節は終わったのだ。

生協に寄り、お魚コーナーで鯵の刺身を買い、缶酎ハイも買い、団地の公園で花見を致す。飲む支度をしていたら、フーコが現れた。刺身を分け与えながら旨い酒をいただく。

帰宅して、洗濯物を取り込み、鶏を煮て、鰤を焼く。

 

願い事-ポックリ御陀仏。知らずに仏。

 

 

昨日はブログ「随筆筆写」に30人の方が訪れ、32のアクセスがあった。アクセスのトップ(アクセス4)は

「平気で夫を見限る女たち(抜書) - 小浜逸郎」死にたくないが、生きたくもない。から 

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33746607/

2位(アクセス2)は、

サザエさんの性生活 - 寺山修司」角川文庫 家出のすすめ から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32296453/

「私の見た大阪および大阪人(一部抜き書き) - 谷崎潤一郎岩波文庫 谷崎潤一郎随筆集 から 

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32306573/

「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/

タナトスのラーメン・きじょっぱいということ - 千葉雅也」ずる、ずるラーメン から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32561698/

で、本日のトップ「夫婦崩壊」の一因について記した、

「仁義なき闘い - 林望」03年版ベスト・エッセイ集 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32726570/

 

を紐づけ致しました。

 

余録:桜の花が散り始めた。散る桜は美しい。ちょうどチューリップも終わりを迎えているがどうもよろしくない。
花閉ずる力の失せてチューリップ(曽我鈴子)
一年をこの一日に散る桜(今井千鶴子)

 

Side note: The cherry blossoms began to fall. The falling cherry blossoms are beautiful. The tulips are coming to an end, but it doesn't look good as it is struggling to end.

Haiku

Tulips that have lost their ability to close flowers (Suzuko Soga)

Cherry blossoms scattering all over in one day for the year (Chizuko Imai)