(巻十)反戦のフォークソングのときすぎて歌わぬ人々足早に行く(ソーラー泰子)

2月24日水曜日

2月も末となり、ラジオやスポーツ新聞それにネットのニュースもプロ野球を扱い始めました。
この時期はだいたい調子のいいことばかり書くのでどのチームも優勝してしまいそうです。

関東ではテレビ中継がほとんどありませんのでナイターはラジオの実況放送になります。
特に贔屓チームはありませんが、無音の寂しさを紛らすために他に聴きたい番組がなければ野球番組をつけております。

秋雨のラジオをけせばひとりかな(中久保まり子)

そのような聞き方しておりますと、アナウンサーや解説者の話し方で落ち着いたり、苛々したりと気分に影響を受けます。
好きな解説者は文化放送山崎裕之氏、一方苦手なのはNHKの鈴木氏かな。松沼兄弟は聞きやすいが東尾氏はちょっとでございます。
あまり細かく技巧や戦術の解説をしていただいても解りませんし、根性と気合い、親孝行まで持ち出されては閉口いたします。

瓜ぶらり根性問はることもなし(山中正巳)

日経にコラムを執筆されていた豊田泰光氏を解説者と言うか文章家として感服しておりました。

シーズンが始まりましたら、皆様のお話をうかがうというスタンスでラジオの野球実況放送を楽しんで参ります。