(巻十一)外国(とつくに)におとらぬものを造るまでたくみの業に励めもろ人(明治天皇)

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6月2日木曜日

今日は成田空港で一日過ごすことになりました。
朝食は乗換駅の新鎌ヶ谷で生玉子定食にしましたが、ご飯の盛りがさみしいのでコロッケをサイドオーダーいたしました。定食は360円ですがコロッケを追加したので都合520円になりました。敢えて探せば味噌汁は旨かったが海苔が最低でした。強くお奨めはいたしません。むしろ弱く“量的にはお止めになった方がよろしいです。”と評価いたします。(写真)

地玉子のぶつかけご飯朝の冬(笠正人)

定食とコロッケでは充たされませんでしたので、成田空港第二のカフェ・デ・クリエでモーニングセット(ソーセージセット)を食べ直すことになってしまいました。
健康健啖ということを慶び出費は我慢致しました。

淋しさにつけて飯くふ宵の秋(成美)

成田空港につきましたが、お仕事の本番は午後からなのでしばらくは待機となりました。
ビルの六階の喫茶店で滑走路に進入する飛行機を見ておりましたが、その影が緑の大地を走って行きます。影を見ていて、映画「パリ・テキサス」の導入部分を思い出しました。主人公はロスアンジェルス空港に着陸する飛行機を丘の上から見ていたのですが、彼の見ていたのは飛行機ではなくその影で、主人公の屈折した心理を先ずはストンと観客に理解させるシーンでした。

高層より見下す舗道ゆるゆると影が男を引きずりてゆく(真鍋正男)