(巻十二)聖夜てふ罪の匂ひのする夜かな(天野きらら)

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8月12日金曜日

さすがに夏連休の谷間の金曜日でございまして、朝の通勤電車も空いておりました。柏と上野の間は座れました。

電気ビル裏のプロントも空いていましたが、ご常連の年寄りはほぼ皆さまご出勤のようでいつもの席に納まっておりました。


お昼休みに東京駅近くのジャパンポストタワーのKITTEホールで催されている相撲のイベントをのぞいてみました。
幟と土俵のレプリカがホールに置かれていて、土俵のたまりには力士の紙箱や下駄、盛り塩などが展示されていました。
併設されている売店では力士手形、相撲人形、行司軍配、等々を販売しておりました。(写真)
わざわざ見に行くほどの催し物ではないでしょうと言うのが、私のコメントでございます。

夏場所や汐風うまき隅田川(牧野リョウリョウ)

それよりも、東京中央郵便局があのような商業施設になって、感慨無量でございます。

恋文に遂に縁無く八十路の身ポストマンだった職歴寂し(青木武明)

全逓全盛のころ、24時間受付の書留などを出しに中郵に急いだ思い出があり、無愛想な局員が面倒くさそうに処理していたことを思い出しました。

公園の茶屋の主の無愛想(高浜虚子)

今や社員となった局員の方はお行儀よく、中郵の僅か一部に郵便局は存在しているのみです。大部分はブティックと洒落た飲食店でございました。