(巻十二)子が問へる死にし金魚の行末をわれも思ひぬ鉢洗ひいて(島田修三)

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8月22日月曜日

台風予報を甘くみたようで反省です。昨晩までは東海地方上陸と言っていたのですが東よりになるかと不安に思っていました。

予測みな当る淋しさ衣被(渕上千津)

台風がやってくると蛇腹状の門扉を畳んで強風に備えるのですが、今朝の出勤時には雨も風もありませんでしたので、忘れてしまいました。

台風の道なき道を来たりけり(松尾安乃)

細君に3時ころ様子をうかがいますと、台風の愚痴は出ませんでしたが腰が痛い痛いとブーブー言っておりました。避難勧告が出ているところもあるよし、先ずは安堵でございました。

ゆく夏の腰の辺りに塗薬(鳴戸奈菜)

帰路、モノレールは平常運転でしたが、山手線が止まっていて安堵できず。

十二月山手線の安堵感(田中いすず)

どうせ長丁場と踏んで、浜松町駅の一階の飲み屋街に降りて一杯といたしました。“産地直送居酒屋ふらいぱん”という店に入り“晩酌セット二杯付き1、620円”(写真)で一杯いただきました。まあまあでしたが、台風による予定外の出費ですね!

秋風や酒で殺める腹の虫(穴井太)

浜松町から大江戸線に乗って湯島に出るルートを試すことにいたしました。普段の込み具合を知りませんがゆとりの車内で築地市場駅で座れました。山手線以上に広告が出ているなあと感じたところです。

江戸のこと少し問ひたき桜かな(小川弘)

湯島からの千代田線はいつも通りの混雑でしたがなんとか乗れ、疲れての帰宅となりました。

台風の仕舞いの風に雨少し(きくちきみえ)