(巻十四)地に還るまで風を染め冬紅葉(山田弘子)

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3月14日火曜日

インターネットの接続と台所家具の配達待ち受けで息子と移住先に行った。

麦を踏む父子嘆きを異にせり(加藤しゅうとん)

インターネットの会社も配達の会社も不在再配達を防ぐためにショートメールや電話での確認が入る。配達時間指定しておいて不在であればペナルティもありでしょう。


風邪声で亭主留守です分かりませぬ(岡田史乃)

一番はガス屋さんで、二十代前半のお兄さんがガス漏れ警報器を取り付けてくれました。ついでに風呂の温度と湯量の設定の確認をしてもらいました。
二番は電話屋さんで五十前後のおじさんでした。ネットワーク接続のところまでやってくれました。加えて旧宅のADSLの電話器取り外しと電話端子への挿し込みについても教えてくれました。あとは、息子がパソコンの設定としてくれて、無事繋がりました。
三番、カーテン、四番、家具、五番、クッション、六番、敷物と一時ころ一気に届き、息子と取り付けなどいたす。

配達員の方たちの接遇態度や言葉遣いに感服いたす。わからず屋の言いたい放題が余程多いと見えて言葉の使い方も確認署名も隙がない。それでいて好感を持たせるのだから大したものである。
日本のサービスが素晴らしいと言うことになっているが、利用する側が金を払うという当たり前のことを盾にとって無理難題を言い、これに提供する側が競争の厳しさから土下座に近い対応をしているのが実態ならば、日本のサービスは、サービスの受け手のレベルの低さから、とても世界に誇るものとはいえなかろう。お客様は神様と言われてそのつもりになったんじゃお仕舞いだねぇ。

稲妻や笑ふ女にただ土下座(正津勉)

一通り格好が付いたところで息子は退散。我輩も息子がいなくなってくれた方が都合がよい。安全器を切り、鍵閉めして退室し、駅前の日高屋でお茶代わりの一杯を楽しんだ。(キムチ、メンマ、鶏肉炒めの三点つまみセットで300円)

ちょい呑みのつまみつましく菜花和え(潤)