(巻十四)八月のからだを深く折りにけり(武井清子)

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3月25日土曜日

亀有さくら通りの桜は咲かんとする蕾が十分に膨らんでいる。今日も昼飯は“吉楽”のカツ丼にして、一本付けた。カツ丼をつまみに一合が癖になりそうである。

かつ丼の蓋の雫や春浅き(小川軽舟)

特に変わったこともなく、敢えて探せば“角川俳句4月号”に920円遣ったことか。
特別作品:高野ムツオ50句、中原道夫36句、仁平勝21句
と謳っているいるが、どうも歩留まりはよくなさそうである。

コンビニに現世のすべて冬の暮(高野ムツオ)

いささかの貯へもあり年の暮(石川つや)

初夏や豚汁旨き牛丼屋(南十二国)

下魚(げざかな)を焼く煙なり天の川(小澤實)

本棚に決まる本の座福寿草(津川絵理子)


を書留の候補としたが.....
どうしても花鳥風月より、毎日の生活の中に見ゆる句を好んでしまう。