(巻十四)羅に透けるおもひを怖れをり(櫛原希伊子)

4月10日月曜日

挨拶文を書かねばならず帰宅後四苦八苦した。細君にも関わることなので意見を求めたら、ケチョンケチョンに酷評された。

不得手なる書類作りや半夏雨(中森百合子)

日頃書く文章は仲間内で判ればよいメールである。その意識で書いてしまった挨拶文は共通認識のない読み手には“何を言っているのか解らない!”ということになってしまった。
それに加えて文章スタイルの違いがある。細君が勤めていた会社には社風としての文章スタイルがあり、我輩は居た組織の形式になっているのだろう。その違和感が嫌悪感に繋がったのかもしれない。

ここのところ

「小園の記ー正岡子規岩波文庫“日本近代随筆選”から

をコチコチと筆写しているが、高尚過ぎて我輩のレベルではお手本になりそうもない。

其人の名もありさうな春野哉(正岡子規)