(巻十六)不健全図書を世に出しあたたかし(松本てふこ)

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8月27日日曜日

携帯灰皿に灰を落としながら、桜通りの自販機前のベンチで一服していると、植木職人さんが二、三人来て「居る?居ない?」と云いながら桜の木の枝を指差している。
何がいるのか気になったので、畏る畏る訊いてみると、“毛虫”の存否であった。毛虫のついている枝を打っているのだった。

毛虫落つそこに始まる物語(小泉八重子)

桜は花で見せ、葉で見せ、紅葉でも見せてくれるが、毛虫は確かにひどく落ちてくる。
“綺麗だ綺麗だと、ただ通って行く人はいいですけどね、毛虫が嫌なんですよ。”と新柏の桜通りの整骨院の先生もブツブツ云っていた。

ガラホを使いはじめてから二ヶ月くらい過ぎ、大分馴染んできた。鞄に入れて持って歩いている、英和辞典、句帳、地図はガラホに仕舞い込んだ。となると、鞄を持つこともないと云うことになる。
明日は手ぶら通勤してみよう。

ぶつかるは試行錯誤か黄金虫(齋藤實)