(巻二十一)他郷にて駅の煖炉にすぐ寄らず(桂信子)

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4月12日金曜日

ガラホの画面を三猿から広隆寺弥勒菩薩にかえてみました。仏像に気が向きはじめたのも齢のせいでしょうかな?

小春日の菩薩の腰の妖しめり(久富かつよし)

ガラホに残してある自作の駄句を“黒い手帳”に書き写しました。五年まえからの句を篩にかけまして『官を辞し大黒さまへ初詣』を第一句から九十句ほどを選びました。初めのころは情景なんかをよんでいましたが、段々と日記風に出来事のことを詠むようになってきています。その駄句を詠んだ地の出来事も思い出せます。

みみず鳴く日記はいつか懺悔録(上田五千石)

短歌も含めて、俳句を読むようになってよかったのは多くの方々のものの見方、身の処し方を知ることが出来ることです。 数多くの有名無名の方々が 死生観や諦観を表明して下さっている。死に支度にこれほど適した教材は御座いますまい。

死支度致せ致せと桜かな(一茶)


「ヒコーキ - 向田邦子」文春文庫 霊長類ヒト科動物図鑑 から

を読み終わり合掌。
しかし、作品自体は本当の雑文でした。この文庫に収められている作品のほとんどが気楽に書いた雑文です。作家が本気で書いた文章を読みたいな。

乗り物で次の読書作品を選びました。

「第六章 左沢線長井線・赤谷線・魚沼線 -  宮脇俊三河出文庫 時刻表二万キロ から

にしました。六章全部をコチコチするか、途中下車するかは打ち始めてから考えます。