(巻十八)人間の居らぬ絵を選る十三夜(北村峰子)

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3月14日水曜日

別のブログに貿易関連の各省庁のお達しを粗末な英文を添えて案内している。
今日はご案内するに適当な周知・広報がなかったので、埋め合わせにしているTrain ad beautyをpostすることにして女性消防団員のポスターの写真と短文をupした。
結果、別のブログには画像と短文が滞りなく掲載されたが、こちらに合わせてupしたものの画像が載らなかったのである。再度画像だけを送り込んだが文字だけの掲載されて画像は拒否された。
理由は分からないが、 Train ad beautyはかなりの画像付き記事が掲載されていて、今日の画像も凛々しい女性消防団員が活躍中の写真であり猥褻には当たらないし、そもそも電車の車内広告であるからプライバシーの問題もないと思っている。
そこで遊び心が起きて猥褻画像の排除機能がこのブログにあるのか試してみようかと思い立ったわけである。
下着の写真と春画は通過して掲載された。もう一段際どい画像を隠し持っていないわけではないが、不快に感じる方も、快く感じる方と同じようにいると思いここは自制いたした。

本棚のどこかに悪書大西日(寺井谷子)

今、コチコチしている『四畳半襖の下張「裁判」法廷私記-吉行淳之介』では“ワイセツ”は片仮名表記であるが、やはり猥褻は猥褻の方が猥褻に感じる。

この“私記”の中盤でワイセツの定義が幾つか出てくる。チャタレー裁判の判例だそうで、「性的羞恥心を害し」、「羞恥嫌悪の情を催せしめ」、「善良な性的道義観念に反する」が挙げられていた。
青春の盛りには“猥褻”という文字を見ただけで三要素が充足(充血)されたものだが、今は昔のことであるな。

書き留めてある猥褻度“高”の俳句をご紹介したことがあるが、三要素するか否かは読む側の妄想力によるな。

再掲しますので妄想力を掻き立て鑑賞してください。

耕やせば女性(にょしょう)あらわに匂い立つ(高野ムツオ)

牡蠣というなまめくものを啜りけり(上田五千石)

二枚舌だからどこでも舐めてあげる(江里昭彦)

鍵穴に蜜ぬらながら息あらし(寺山修司)

御無体もこよひは為されひめはじめ(高橋龍)

帰りの車中で初老の二人がおみやげ袋を持ちながら“かみさんに貰っちゃったから返しておかないとなあ!”と話していた。そうか今日はホワイトデーかと気付き細君に“何がいい?”とメールを入れた。“今度でいいわ。”と返事がきた。義母の彼岸のお参りのときにおごれということだろう。