(巻十九)水澄むや日記に書かぬこともあり(杉田菜穂)

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6月18日月曜日

このブログも“日記・練習用”という分類になっているのですが、そのままの記録ではありません。粉飾されています。
例えば、細君と私はそれほど仲睦まじいわけではないのですが、一応睦まじいように書いています。もし細君が読んだら“嘘ばっかり”と言うでしょう。

ねる前にまねしたと書く日記帳(森家裕美子)

と懺悔する日記もあるでしょうし、

新しき日記に先ずは記しておく延命処置はしないでください(大見宣子)

と、特定の人に読んでもらうことを前提にしている日記もあるようです。

私の場合は墓も共同納骨場にしますのでこのブログは無縁仏の墓標のつもりでおります。身内に読んでもらうつもりはありませんので遺書でもありません。

自分史に粉飾少し蔦紅葉(高橋和彌)

さて、今日は7時半から表参道青学前のレストランでパーティがあります。
4時から受付開始の7時までどうしょうかと考え、青山霊園を散歩することにしました。
梅雨の雨粒の落ちて来そうな陰鬱な夕方の墓地はしめやかな雰囲気を醸しておりました。
雑司ヶ谷霊園、染井霊園はすでに探訪していますので、そのつもりで参りましたが、青山霊園は有名人の墓所を案内板に載せていませんでした。
下調べなしで参りましたので困りネットに頼ったのですが、ここは政治家・軍人が多いようで“せごどん”の大久保利通が大看板のようです。
沖田総司の墓には線香が絶えないと聞いたことがありますが、大久保利通は人気がないようで、立派は立派ですが、ご覧の通りです。(写真1)

ネットでは斎藤茂吉を文化人の筆頭に挙げておりましたが、スクロールすると“時刻表二万キロ”の宮脇俊三氏のお墓があると分かり、宮脇氏にお詣りすることにしました。
探しあてるまでにやや手間取り、野良猫さんと交流したりして(写真2)、やっとお詣りができました。(写真3、4)

結構歩きまわったのでひと休みとお清めを兼ねて外苑前駅のそばの青山でも青砥でも安心して入れるドトールでこのようにコチコチして時間を調整し、パーティへと向かいました。