(巻二十一)湯上りや世界の夏の先走り(平賀源内)

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2月16日土曜日

泌尿器科の定期検診に参りました。1月の末と2月の始めに石が出ましたので喜んでお見せいたしましたところ、“潜んでいたのか!”とのことでした。

薔薇匂ふいつも何かの潜伏期(橋本喜夫)

先月の採血数値はやや悪くなっていたようですが、石の排出前の採血でしたので“これのせいかも知れないな?もう一度見てみよう。”ということで採血となりました。

採血に投げ出す腕や冬の月(西藤玄太)

徐々に悪化して透析になり死に至るというのが筋書だそうですが、透析になったときが決断の時のようだと思います。

お覚悟を召されとみやこわすれかな(佐藤静峰子)

長いことが最善の選択ではありませんが、今のところ急ぐ理由もありません。“水分を十分に摂りなさいよ。”とのご助言を守り、その程度の延命措置を講じることにしました。

小春日や命惜みて茶を啜る(潤)

が独立し、はしっかり者ですから今のままなら心配事はありません。
敢えて申せばはあれでいて結構内気ですから以外に言いたい事を喋り続けられる相手は居ないんですな。
兎に角が視野に入っていれば政治・経済、天文、文学、友達話、金話、近所話、食い物話、健康話に話との音声が途切れることはございません。
しかし、これもの見当外れの心配なんでしょう。

一ヶ月後の3月16日は休診とのことで次回は3月30日になりました。
そう言うわけで、薬屋に42日分の処方箋を出しました。一時間待ちですと言われ、“後で取りに来ます。”と番号札をもらいました。
一時間待ちならどこかで待機だが、水だけを飲んで待つのもつまらないので“ときわ”でホッピーにして漬け丼をいただいた。定食扱いなのでお新香と小さな奴が付くが、これを先に出してくれるのでつまみは要りません。
ホッピーは水分ですが、焼酎はちがうのでしょう。まあどうでもよいのですが、昼の酒はよく効きます。
お薬を受け取ったあと、のお昼寝時間帯の2時までを図書館で過ごしました。NYTを捲りましたがコチコチしたくなる記事はありませんでした。

薬代支払ひてのち四枚の野口英世の向きを揃へつ(松下三千男)