2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻十七)独りとはかくもすがしき雪こんこん(瀬戸内寂聴)

1月6日土曜日 星野仙一氏訃報の着信音で目覚めた。70歳での逝去であるから、早いと云えば今の世の中では早い。 午後は図書館へ行き、「角川俳句」を捲った。 熱中も夢中のときも過ぎて秋(鷹羽狩行) 野をゆけど野に親しまず冬の川(田中裕明) すぐそこと傘…

(巻十七)木に置いて見たより多き落葉哉(横井也有)

1月5日金曜日 半年間インターンをやって10月に帰国したダルタニアンが正式に採用されて戻ってくる。めでたいことであります。 とにかく寒い! ではあるが雪にはならないのでそのことを慶ぼう。 余れども雪にはたらぬ寒さかな(涼袋) 奇妙な壁の音は室内が…

1/2 The 747: Love at first sight - by Mark Vanhoenacker - Oct. 13, 2017 (ボーイング747ジャンボ機)

Plane is nearing retirement, but it will always hold a special place in pilot’s heart How much do I, a Boeing 747 pilot, love the airplane that I fly? It's tough, and maybe a little embarrassing, to answer. But as the iconic jet’s eventual…

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春衣彼女は剛力彩芽かな(潤)

Uranai (Fortune-telling) Festival at Roppongi Hills

The festival is held at the above venue on these coming straight holidays, Saturday to Monday (holiday). The organizer’s announcement says that there are 500 tellers in total will be ready for telling the future for 500 yen for 5 minutes i…

(巻十七)月光や気恥かしきは過去すべて(伊藤壽子)

1月4日木曜日 仕事初めの朝7時の電車は空いていた。浜松町駅外回りホームの小便小僧は袴の正装で犬も控えおりました。小便小僧の装束も随分と手が込んで参りました。 しかし、袴にジッパーはないのだから、そこは工夫があったのでしょう。 私も立ち小便が…

Train ad beauty

She is advertising Sony’s wireless earphones. Though the good and the parson herself are not eye catching, I like her face of modesty. (I didn't know she is Hikaru Utada!)

(巻十七)ひた走る馬は賭けられ菊の前(小泉八重子)

1月3日水曜日 新年の誓いなどない。一日から煙草もお酒も嗜んだ。 一年の計もないが、今年も英語の聴く力を付けたい。少し力がついてもラジオ番組が少しよく判るようになるだけで、それでどうのこうのということはない。 去年は途中から英和辞典をポケット…

「工夫をこらし楽しみながらー橋之口 望」文春文庫 11年版ベスト・エッセイ集

「工夫をこらし楽しみながらー橋之口 望」文春文庫 11年版ベスト・エッセイ集 日記は皇国少年団時代から、戦後の一時期を除いて書いてきた。昭和16年12月8日には、東亜放送ラジオ(台北)の大本営発表、「太平洋戦争開始」のことを書いた覚えがある。…

(巻十七)学成らずもんじゃ焼いてる梅雨の路地(小沢信男)

1月2日火曜日 初夢は昨日フィリピンのジプニーの記事を読んだためか、25年前ころ3年間勤務したフィリピン関税局BOCの夢であった。パライノ局長、ヘレオス部長、相棒のギルバートなどが登場してくれ、よい夢あった。 初夢の半分夫に話しけり(黛洋子) 細…

(巻十七)つつまれていて薔薇の香を忘れをり(今橋真理子)

1月1日日曜日 新年明けましておめでとうございます。 7時43分ころ12号棟の屋根を越えた御来光がやっと射し込んできた。 カーテン隙一寸の初明り(瀧春一) 大旦洗濯物垂れ恙無し(潤) 10時半に息子を起こして三人で雑煮をいただく。 賀状は4枚であり…

(巻十七)雷が落ちてカレーの匂ひかな(山田耕司)

12月31日日曜日 さつま芋の皮を剥かずに茹でたので色の良くないきんとん風のものができた。味は大丈夫であった。 朝顔や期待の色と違へども(柿坂伸子) 完璧なことなどどうせ出来ないのだから、心の中で期待を膨らませないことが幸せに生きる術であろう。…