2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻二十八)七十は使ひっぱしり夏祭(脇坂規良)

(巻二十八)七十は使ひっぱしり夏祭(脇坂規良) 1月4日月曜日 噴水や枯れ野の末に勃起せり (駄楽) ということで、明け方に。でも、 古稀の春四日の朝に気負いなし(駄楽) と余計なことを考えないで心静かに過ごさねば。ではあるが、もし叶うなら奥田咲さんの…

「鉄の幸福 - 荒川洋治」忘れられる過去 から

「鉄の幸福 - 荒川洋治」忘れられる過去 から 『週刊・鉄道の旅』(講談社)の創刊号は「大井川鐵道・飯田線」の特集だ。以下、「嵯峨野観光鉄道・叡山電鉄」「釧路本線・石北本線」「小海線・しなの鉄道」「五能線・津軽鉄道」とつづきJR・私鉄一〇〇路線(五…

(巻二十八)アスファルト地獄に出づるみみずかな(瀧澤静)

(巻二十八)アスファルト地獄に出づるみみずかな(瀧澤静) 1月3日日曜日 巻二十八は夏に巻いたようで季節感がまったくずれていますが、仕方がない。 世の中のことが知りたくなくなると駅伝もサッカーもラグビーもどうでもよくなってしまう。これはあまりよい…

4/4「四畳半襖の下張 - 金阜山人戯作」

4/4「四畳半襖の下張 - 金阜山人戯作」 気の合つた同志、知らず馴染を重ねしも無理はなし。然りと?も、女一人わがものになしおほせて、床の喜悦も同じ事のみ繰返すやうになりぬれば、又折々別の女ほしくなるは男のくせなり。三度の飯は常食として、佳肴山…

(巻二十八)まとまらぬままに風鈴売りの音(斎藤朝比古)

(巻二十八)まとまらぬままに風鈴売りの音(斎藤朝比古) 一月二日土曜日 本日の句は季節感ズレズレだが順番だからズラさない。 去年の初夢は、 初夢の好色にして恙無し という妻に半分も四分の一も語れない夢を見たようだが、今年は覚えていない。 初夢は覚え…

Waterfront Weekly

関税局―11月末セーフガード対象品目通関済み数量公表 12月28日 CTB announces the safeguard items clearance volume reports by the end of November The volume of imported safeguarded items or Tariff Quota items, have been monitored and the figure…

3/4「四畳半襖の下張 - 金阜山人戯作」

3/4「四畳半襖の下張 - 金阜山人戯作」 かうなつては何をするのも此方のものと思へど、猶大事を取るに如かずと、口など吸はず、唯腰を早めて様子を窺ふに、忽ちがつくり枕はづして、それなり直そうともせぬにぞ、もう占めたりと、腰を使ひながら半身起して…

(巻二十八)陰陽の岩ある山の旱かな(茨木和生)

(巻二十八)陰陽の岩ある山の旱かな(茨木和生) 1月1日金曜日 “陰陽”の句であれば、目出度いとも云えるのではないでしょうか。 先ずは年頭一句、 患わず怪我せず逝かん仏の座(駄楽) 最期の時まで健康でいるわけですから、こんな目出度いことはありません。最…

2/4「四畳半襖の下張 - 金阜山人戯作」

2/4「四畳半襖の下張 - 金阜山人戯作」 これぞと思ふ藝者、茶屋の女中にわけ言ひふくめ、始めて承知させし晩の楽しみ、男の身にはまことに胸波立つばかりなるを、後にて女に聞けば、初会や裏にては気心知れず気兼多くして人情移らずと。是だけにても男と女…

新年号外