(巻二十三)下町の閉店通り黄砂降る(鶴賀水)
8月11日日曜日
昨日は掛布団カバーを三枚洗いました。今日からはカーテン洗いが始まりました。四部屋分で内外合計16枚です。大きいカーテンもありますから、御盆休みはカーテン洗いでおわりかな?
暑い中、買い物ついでに図書館に立ち寄る。新聞コーナーは満席でございました。
読書とも避暑とも図書館通いかな(葉月)
図書館でもう一度角川俳句八月号を読み返し、
我と吾うまくゆかずに蝉時雨(鳴戸奈菜)
を書き留めた。
ここのところの心境であります。どうも精神状態が宜しくない。客観的に見ればかなりいい線で老後を生きているのだが、それを終りにしたいと言う気持ちが強く湧いて来るのです。
自らは打てぬ終止符水中花(卜部黎子)
はが海外の会議に出かけているのではないかと心配している。「行くんなら、一言欲しいわ。」と無視されたのではないかと無念がっております。出かけたのか国内に居るのか、分かりません。
「焼跡闇市派 - 野坂昭如」中公文庫 風狂の思想 から
を読みました。
野坂氏の
うつむきて歩けば桜盛りなり(野坂昭如)
はさくらを詠んだ句の中で大好きな句であります。
野坂氏は2015年に十二年間の闘病後八十五歳で亡くなられたようです。
脳梗塞だそうですが、執筆活動は続けておられたようです。重度の障害ではなかったのでしょう。
それでも、あたしとしては一番避けたいパターンですね。やはり死病でないと時間がかかり過ぎます。
義母も同じパターンで二十年でした。
最晩年身を焼く火事も思し召し(平川陽三)
死に方としては“下”