(巻二十四)兜町足から枯れていく男(秋尾敏)

f:id:nprtheeconomistworld:20200128081148j:plain



1月27日月曜日

雪の予報が出ていて警報になるかもしれないという。この辺りはグレー・ゾーンとなっている。
ミカンちゃんを玄関の中に運び込みました。

雪降るとラジオが告げている酒場(清水哲男)

雪が降ると物流が大丈夫だろうか?というのが我が家の反応である。細君が買い物に出かけ、午後に討ち洩らした品をあたしが買いに出かけた。
途中の雑貨屋のスタンドに新聞が出ていたがスポーツ紙は明るく一般紙は暗い。
流行病[はやりやまい]で逝ってもいいが、大流行の前に逝かないと悲惨だろう。

珍しいうちは胡瓜も皿に盛り(未詳)

思い残すことがないように甘味の袋詰めを買っておいた。そして以下を思い出した。

《 私はその土地から幼いわが子への最後の贈り物として、予め支給された船中二十日分の甘味品の半分を送った。彼は黙って私の小包を作るのを見ていたが、同じく幼い子供を持つ彼として、無為にみすごすのはかなり辛かったに違いない。彼に内心の戦いがあったのを私は知っている。彼がその後なん度も自分の持分を色々に区別けし、一緒にし、また分け直したりしていたのを私は見ている。しかし結局彼は私の真似はしなかった。しかし私はこれをもって、彼のその子に対する愛情が私より弱い指標とは思わない。》

「食慾について - 大岡昇平」文春文庫 もの食う話 から』

郵便局
ついでに特定局に寄り、男の子への特定記録とOB会への会費を振り込んだ。町の小さな郵便局というのは親切でよいものだ。ATMはあるが、使えないない人がいるこの地域だ。

今日は寒い一日でしたが苦痛・悲哀なく過ごせました。感謝します。
未練を残さないよう心の断捨離だ。優しく葬ってください。