(巻二十六)雲湧いて夏を引っ張る左腕なり(清水哲男)

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(巻二十六) 雲湧いて夏を引っ張る左腕なり(清水哲男)

8月15日土曜日

今朝ベランダに出ると蝉と蛾の骸があった。

今年はいつもの年より蝉が多いのではないかと思うほどよく啼いている。その分、骸もそこいらに横たわっている。

空蝉のそばなる蝉のむくろかな(高梨圭一)

死骸というか“死”を見せてくれる生き物は蝉をおいてはあるまい。

日盛や動物園は死を見せず(高柳克弘)

暑い。それでもエアコンなしで昼寝した。

三伏や口を開いて力抜く(柳沢和子)

本日は二千六百歩で階段二回でした。

願い事-叶えてください。

端居して遠きところに心置く(後藤夜半)