(巻ニ十八)冬服の紺ネクタイの臙脂かな(久保田万太郎)

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(巻ニ十八)冬服の紺ネクタイの臙脂かな(久保田万太郎)

 

1月16日土曜日

 

暖かきこと喜び合ふばかり(高橋とも子)

と少なくとも今日一日は暖かかった。明日からはまた寒いらしい。

散歩:

再開した図書館に出かけた。予約で取り寄せた図書も自分で貸出し手続きをする方式に変わった。馴れないと面倒だが、人間を不要にすることを優先している世の中だから致し方がない。

借りた本は、

お寺の掲示板(江田智昭)、旅の誘い(大佛次郎)、毒にも薬にもなる話(養老孟司)と00年版ベスト・エッセイ集の4冊であります。他に新聞棚にあるNY・タイムズからBook Review “Icebound”というのをコピーした。英文を紙で読めるのが嬉しい。画面に映る英文はどうも読み難くていい加減な読み方をしてしまう。紙で読んで解らない単語には下線を引き辞書を捲ると云う古典的な作業をしながら読むことで深い理解が得られ、単語がしっかりと、多分、記憶されるのである。

辞書まめに引きては忘れ秋の夜(中村雅遊)

本日は三千三百歩で階段は1回でした。

細君と

これやこの冬三日月の鋭[と]きひかり(久保田万太郎)

を拝む。

読書:

早速、入浴後寝るまでね間、下記に親しむ。

When polar fever ran high - by Rachel Slade - Book Review of “Icebound:Shipwrecked at the Edge of the World” by Andrea Pitzer (NYT.Jan14.2021)

顔本:

ドギーが近況をシェアーしてきたが、イギリスでの流行り病はこちらより深刻のようだ。彼の元同僚の中にもこの病で亡くなった人が何人かいるらしい。

願い事-叶えてください。

『麻布にある荷風が親爺をしている古本屋に行って本を二冊買った。荷風は前歯の欠けた、爺で顕れた。』

古書店の奥に主の懐手(植田桂子)

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