(巻二十九)いつか来る死といふ大事山眠る(三枝青雲)

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(巻二十九)いつか来る死といふ大事山眠る(三枝青雲)

6月20日日曜日

細君と生協へ買い出しに出かけた。並べたばかりの野菜は綺麗だ。カボチャを買ったがすでに小口にカットしてパッケージに入れてあるのがあったのでそちらを買っていた。これでカボチャ切りのお仕事はないだろう。スイカもカット済みの少量の容器入りのものが並んでいる。ブロッコリーを取ってきてと頼まれたがお断りした。どれを取るのか指差してもらわないとあとで小さいだの大きいだの痛んでいるなど言いたい放題なのである。指差されたものを取りプラスチック袋に入れた。果物の棚の林檎の横にオレンジか何かの色の濃いゼリーのようなものの器が幾つも置いてあるが、あれはいかがなものか。あれは果物ではないし、食品としてもどうも胡散臭く思える。鶏の胸肉を買い、鮭の切身を買い、豚のモモ肉の薄切りを買い、そしてウッカリしてももハムを買い忘れた!

FM葛飾の鉄ちゃん番組「汽車ぽっぽ」を聴いていると“交通新聞社”という名前がよく出てくる。その交通新聞社刊の旅エッセイ集があったので読んでみた。このエッセイ集は交通新聞社JR西日本から依託されて編集しているJR西日本の特急車内誌に掲載したものをまとめたものだそうだ。寄稿者も馴染み深い方々で、話の舞台はJR西日本の営業範囲になっている。その中から《》で始まる有栖川有栖さんの一編をコチコチした。

山陰本線びいき - 有栖川有栖交通新聞社刊旅の宝石箱から

《鈍行列車に乗り、車窓風景をぼんやり眺めながらどこまでも運ばれて行くような旅が好きだ。

駅に停まるたびに周辺をきょろきょろ見渡し、少しずつ入れ替わっていく乗客たちの会話の断片が耳に入ってくるのを味わう。

そうしていると、とても贅沢な時間の使い方をしているように感じる。》

午後は図書館に本を借りに行った。4冊お願いしていたが、手に取って捲ってみると家までもって帰るのが嫌になる本もある。図書館の出口の脇にある返却ポストにそのまま入れてしまいたいがそれでは“良識”に欠けるだろう。このあたりが立読みして身の丈と相談してから借りるのとの違いである。通販で本はなかなか買えない。

本日は三千八百歩で階段は2回でした。

夕食に鶏の胸肉を焼き、鮭を焼いた。

願い事-叶えてください。死ぬことより死ぬまでの難儀の方が大変だ。死は定めだが難儀はかわしたい。生死直結老病排除。