(巻三十)人生寒し風の迅さの捨馬券(竹鼻瑠璃男)

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(巻三十)人生寒し風の迅さの捨馬券(竹鼻瑠璃男)

10月2日土曜日

細君がお越しにきて、血圧を測って、パンを焼いてミルクで食べて、薬を飲んだ。薄い血尿が続くが痛みや熱はない。

入院中の衣類の洗濯をした。本日は晴天なりで寝床マットと毛布を干した。

杞憂あり明けて朝来て毛布干す(鈴木明)

午後はゴロゴロして4時過ぎに散歩に出かけた。図書館へ行き予約した図書5冊を借りた。そこから曳舟川通りを歩き連光寺さまへ廻り今月の御言葉を一撮いたす。寺から亀中に沿って歩き、新道を渡り二丁目の裏通りをリハビリ病院へ歩く。二軒ある水商売屋さんは再開していた。生協に入り電池と饅頭を買い帰宅。本日は三千百歩で階段は2回でした。三千百歩なのだが、七千、八千歩いたような感じだ。たかだか3日間の入院でも足腰はすぐに衰えるのではなかろうか。

歩かねば芭蕉になれず木下闇(吉田未灰)

5冊借りた本は外れでありました。困った。

願い事-あの病院で静かに叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。

入院の際には俳句手帳とICレコーダーを持参した。どちらも暇潰しに役立ったが、ICは軽さを優先して電池1本のBBCだけが蓄積されているオリンパスにした。今度入院するときは音楽も蓄積されている電池2本のソニーにしよう。最期の3曲は、「春夏秋冬」(泉谷さん)、「かもめ」(研さん)、 「河の流れのように」(美空さん)、 に今のところ決めている。「港町ブルース」(森さん)、「襟裳岬」(森さん)、「秋桜」(山口さん)、「時代」(中島みゆき) と聴きながら昏睡したい曲はあるあるあるである。