(巻三十三)囀りに耳を済ませば愚痴少し(鈴木淑生)

(巻三十三)囀りに耳を済ませば愚痴少し(鈴木淑生)

7月16日土曜日

本日で巻三十三の読み切りです。追って一挙掲載いたします。

携帯の予定表が母校の試合だと告げている。東東京大会をグーグルと昨日の雨で順延となっていた。

9時半頃から雨の合間に買い物に出かけて、ドラッグストアと生協に寄り30分で帰宅。ドラッグストアに置いてある電池の方が生協のより大分安い。今度試してみよう。

図書館からは貸出可能の通知が来ているが、明日、明後日も開館しているから無理して今日受け取りに行くのは止めた。

この2ヶ月の間に読んだ随筆を加えて「随筆筆写控え帳」を更新した。

 読み返しているのは、「人生の意味深いとき - 池内紀」、「耄碌寸前 - 森於菟」、「フツーに死ぬ - 佐野洋子」、松尾スズキ氏の作品は追いかけていきたい。「どんな悩みも解決できるシンプルな“考え方”がある- 草薙龍瞬」は関心事であるが、なぜこういうテーマをHow to本やManual本の体裁で書いてしまうのだろう?

昼頃、ミンミン蝉の大鳴きを聞き、 「立石寺の蝉 - 斎藤茂吉」を読み返す。

ぶつかつて蝉はジジイといつたきり(西池冬扇)

という名句があるが、ジジイと鳴くのは油蝉らしい。

コチコチはしなかったが『妄想老人日記-野坂昭如』と「冬眠日記[抄] - 大岡昇平」の二つの“日記“を読んだ。共感するところあり。断腸亭を読んでみようかとは思わないが、図書館ネットで”日記“を探してみた。

終日雨降りで三日前の洗濯物が乾かない。洗濯物が乾かないぐらいのことは些事である。

願い事-電球が切れるが如くで細君より先にお願い致します。怖くない、怖くない。

昼寝して目覚めて、

目覚めるといつも私が居て遺憾(池田澄子)

を呟く。

図らずも泣いて出てきた道化の世すまぬすまぬと生きたくもなし(辞世)