(巻三十四) 切手貼るための舌出す春の宵(三成礼子)

(巻三十四) 切手貼るための舌出す春の宵(三成礼子)

8月19日金曜日

ミカンの鉢を見ると秋の若葉が出始めていた。幹2本のうちの1本は枯れてしまったようだが、いま1本はなんとか生きている。

午前3時から6時半くらいまでウトウトする。発熱のためか気温が下がったためか分からないが、めずらしくタオルケットを被る。

いつもの時間に起床する。体の節々が痛みふくらはぎがツル。血圧測定異常なし。細君に体温計を出してもらう。体温計の使い方など細々としたことを垂れ流されて苛つく。測定結果は1回目が38度9分、2回目が38度5分。4分は苛つきが原因だろうから38度5分ということにして置こう。

朝のお仕事と朝食はいつも通り。食欲に変わりはない。いつもの薬をいつもよりやや早く飲む。

痛い苦しいはないが、人の命とかを預かるような仕事は休んだ方がよろしかろう。そんな体調だ。

しかし、細君は「私だって38度でご飯つくったんだから。」とそんな体調に関係なく布団カバーと座蒲団カバーの洗濯は実行された。幸い腕は痛くないのでカバーを外したり竿を拭いたり竿にカバー掛けて挟んだりする動作は苦痛なくできた。

10時50分に検温。38度ちょうどまで下がった。8時間空けて一日3回までの解熱鎮痛剤を飲む。

熱のためか便秘気味だ。

昼寝覚めの午後3時に体温実測、37度ちょうどと出た。

体調の方は眼が痛い、と云うか疲れ目のような感覚だ。まだすっきりと眠れない。

午後5時45分、体温実測37度3分。

午後7時半、解熱鎮痛剤を飲む。

午後10時、体温実測36度3分。

やっと戻った。

願い事-コロンと叶えてください。こんなところに出てきたから病にもなるし、働かなくてはならないし、人にも交わらねばならぬ。出てきたことが間違えだった。取消し、デリートが希望でリセットは全く望んでおりません。もう一回やれなんて云われたら俺死んじゃう!

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会社から契約延長のメールが届く。有り難し。同年輩がマンションの管理人などされて頑張っているのを見ると引け目を感じるが、私だって働いていることになっているのだと自分を誤魔化せる。

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