(巻三十四)うかうかと生て霜夜の蟋蟀(二柳)
10月9日日曜日
曇り。トレナー着用。朝家事は拭き掃除、洗濯。風呂・シャワーを1度上げた。外出シャツ3枚のアイロンがけ。
午後は雨になりそうなので午前中に散歩。図書館で手に負えなかった本を返却し、都住3へ回るが日曜日の午前で皆さん不在。生協に寄って帰宅。
十三夜明けて団子の大値引き(拙句)
生協に後期高齢男子数名。
うかうかと生て霜夜の蟋蟀(二柳)
と思ってしまうが、そのただ中にいればどうということはないのだろう。若い衆から見れば吾も憐れなくたばりそこないに見えよう。
秋風やあれも昔の美少年(小林一茶)
帰宅して細君から俳壇をいただく。
細君の選は、
虫籠の外に触角出して鳴く(竹内宗一郎)
私は、
ぎくしゃくと規則正しい芋水車(我妻幸男)
を書き留めた。芋水車は“いもぐるま”と読むのだと知った。
昼飯喰って、昼寝して、散歩はせず。
夕飯の手伝い。鰤を焼き、手羽大根を炊く。
願い事-涅槃寂滅。
人生は誤植か秋の数ページ(伊藤五六歩)