(巻三十五)レース編むすごく綺麗でいらぬもの(杉田久子)

(巻三十五)レース編むすごく綺麗でいらぬもの(杉田久子)

11月10日木曜日

今朝の秋は秋晴れの好天の無風です。

さて、今日の句の季語はやはり“レース”だろうかと調べたら、“レース”は夏の季語で“レース編む”は夏の副季語とネットのある解説に出ていた。副季語という詞を初めて見た。

朝家事は、箪笥の中の礼服などの風通し。ジャケットの裏側の裾に薄く僅かに黴を認めたが、大黴はなし。続いて布団干し、シャツ4枚のアイロンがけを致す。

パソコン、今日の開通はYahoo!のメール。IDを入れて、PINを打ったら、ショート・メッセージで6桁の確認番号を入れるよう云ってきた。いつまであるのか分からないが、バックアップもあるから、まあいいか?メールでの文書、写真の転送滞りなし。

昼飯を喰う。柿が添えられていて私としては初物で嬉しい。

3時から血圧のお医者に行く。先生は実に町医者さんのお手本のようなお人柄で、あれなら界隈の年寄りが集まるのも理解できる。血圧が上がったが、薬は増やさず様子見で決着。記録することについてもサラッと褒めてその気にさせる。

診察の前に、コロナ接種について受付で訊いたら、今まで他所で受けていたのなら、“先生の了解を得て下さい。”とのことだったので、お願い申し上げたら、了承された。

診察を待つ間に受付の様子を見ていたが、インフルエンザとコロナの接種を受ける人がかなり来ていた。

会計(980円)を終えて筋向かいの薬局に入り、処方箋を渡し、30分後に来ますと告げて街に出る。

駅前まで行くのはちょっと億劫だったので「さと村」で一杯引っかけた。酒は「一味の真」という佐渡の酒にして、肴は鶏レバ刺しとタン塩二本。レバ刺しで一合呑んで、次は同じく佐渡の「いたる」というのを飲んでみた。板場のアンちゃんがどっちがうまいですかと冷やかすので、「最初の女に決まってるよ!」と切り返した。実際、一杯入った後で酒が利けるはずがない。

今日の板場はのアンちゃんと河内風のアンちゃんとの二人で河内のアンちゃんが大将のようだ。

客は私一人のところへ女の一人客が入ってきた。店をやっている女の人のようで見た目三十代、実は四十代、よく見ると五十代という正体不明でマスクを取るとやたら派手な顔の姐さんだ。

正体不明女が「さと村」の評判を語り持ち上げる。河内のアンちゃんとのやり取りが面白い。

鶏レバ刺し、タン塩二本、と追加したレバ塩二本と酒、「真」と「いたる」、で二千円かな。

立石の「天下泰平酒場」よりはやや落ちるが亀有ではここかな。

30分ほど呑んで、薬局に戻る途中で笠間稲荷を覗くとコンちゃんがいた。覚えていてくれて安心してそばまで来てくれた。スナック二袋。

薬局で薬を受け取り帰宅。

願い事-涅槃寂滅です。もつ煮、もつ焼き、酒が旨くても、寂滅です。