(巻三十四)じやんけんで負けて蛍に生まれたの(池田澄子)

(巻三十四)じやんけんで負けて蛍に生まれたの(池田澄子)

10月12日水曜日

朝家事は拭き掃除だけ。買い物に行き、みりん、料理酒、酢、きゅうりを買う。戻ってパンを買い忘れたので文句を云われる。

昼飯喰って、昼寝して、散歩。

二丁目のリハビリ病院前の老桜の植え替え作業が進んでいる。

花咲もむつかしげなる老木かな(木節)

倒れる前に伐採するのだろう。

都住3へ入り、1号棟のクロちゃんにスナックをあげた。足にまとわりついて、首筋を掻いてやってもおとなしい。そんなところへ怖い顔をしてサンちゃんがやって来た。クロちゃんがいじめられてはかわいそうなので、浮気現場をおさえられた亭主の如くスゴスゴと藤棚へ移り、サンちゃんとフジちゃんにスナックをご馳走する。

愛らしき男よけふもいそいそと

妻待つ門へよくぞかへれる(岡本かの子)

こうなってくるとますますクロちゃんが可愛くなるなあ。

久しぶりに白鳥ファミマに寄り卵と厚揚げで一杯いたした。

願い事-涅槃寂滅。

ゆく秋のあとをとぼとぼついてゆく(あらゐひとし)