(巻十一)夏至の夜の待ちくたびれし星一つ(岩本京子)

イメージ 1

8月4日木曜日

お休みを頂き、細君のお供し松戸市にある地方銀行の小規模支店に参りました。
いわゆる三番手の地銀ですので、大手都市銀、地銀に遠慮してか、地代の安い場所を求めてか、この地銀のどの支店も駅前にはありません。松戸の店も伊勢丹の裏の坂川と旧水戸街道に挟まれたところです。(写真ー店の駐車場から伊勢丹の裏側)

銀行に口座開きて入学す(堀之内和子)

伊勢丹といえば、松戸市が発展していた時代に市がデパートを誘致することになり、市民投票で圧倒的な支持を受けたのが伊勢丹だったそうです。

デパートの作り滝して休憩所(山田和子)

写真を見ると判りますが、松戸伊勢丹の最上階にも、有楽町の交通会館の回転式展望台レストランと同じような、回転式展望台があるようです。一時間で360度を回る展望レストランは昭和40年代から50年代のこの種のビルの特徴のようで、現在でも柏のそごうデパートでは中華料理レストランが営業しています。

回転をやめれば割るるしゃぼん玉(石井いさお)

柏に引っ越してきた30年くらい前のこの季節、細君と二人でそごうデパートの、その頃はフレンチだった回転展望台レストランで食事して、それから浴衣姿の細君と手賀沼の花火大会を見に行ったことを思い出しました。

仰ぎたる花火と別にある心(抜井諒一)

手賀沼花火大会は今年もこの6日土曜日に開催されるとのことです。


本日の句で巻十一が完結いたしました。後程一挙掲載いたします。