(巻十四)吹かれ来し野分の蜂にさされたり(星野立子)

2月25日土曜日

転居先URの事務所で鍵を受け取り、電気、瓦斯、水道を通した。不器用な我等夫婦を助けに義妹夫婦が来てくれて、義弟が照明の取り付けなど電気系統の調整をしてくれた。結論から申せば、面倒見のよい妹夫婦のそばへ擦り寄るようなものである。

不器用も器用も一生去年今年(榎本木作)

部屋の点検と拭き掃除を終えて昼となり、持参したサンドイッチと妹が用意してくれた紅茶で軽くお昼をいただき、点検終了とした。
URは便宜、窓にビニールのカーテンを巡らせているが、これの取り替えが照明取り付けに続く室内整備である。午後は家具屋に行き、窓四面のカーテンの注文を出した。

身の丈のカーテンを引く世紀末(攝津幸彦)

やはり引っ越しシーズンで配達日の調整に手間取り、時間指定はおろか、指定日配達さえ責任が負えないようなことを言われた。3月4月は転勤引越しのピークですから、此処は避けてゴールデンウィークを過ぎてからの転居を考えている。

配達の身幅がほどの雪を掻く(大井公夫)