(巻十四)逃げ道の手筈ととのひ鬼やらひ(今西ひろえ)

3月7日火曜日

天気予報はときにはずれるが、今日は寒から温に外れてくれたようでありがたい。

春めいて野菜売り場にふえてゆくつぼみのものとつぼみもつもの(阿部芳夫)

ちょっと陽気が良くなるともう春が来たと早合点し花見のスポットなど探してみた。

http://www.gotokyo.org/jp/tourists/attractions/fourseasons/sakura.html

千鳥ヶ淵のボートには結婚前に細君と乗った思い出がある。安全第一の彼女が覚悟を決めてよく乗ったものだ。

宜候(ようそろ)とボート進めん遅桜(斎藤幽谷)

呑みたくなって神田コーラクに寄り、普段見ないテレビを見ながらコップ酒。ジョージア珈琲のコマーシャルが面白い。
背広を着た営業マンの青年とガテン系の青年が隣どうしのベンチに座って、ほっと一息、缶珈琲を飲みながらお互いをチラッと見て、お互いに相手の仕事振りをイメージしお互いに呟く“俺にはできねぇ”と。ドラマチックなコマーシャルであり面白い。

ブランコに背広の人や漕ぎはじむ(林雅樹)