(巻十五)太古より滴る岩は陰の神(後藤啓之)

5月18日木曜日

お休みをいただいた。粗大ごみの回収日で座卓や座椅子、スーツケース、ブリンターなどを出した。回収品目外で取り残される物が出るといけないので回収車の音を聞いて立ち会いに出た。二人の作業員がボンボンと粗大ごみをプレス式の口に投げ入れていて、我が家のごみが全て回収されたことを見届けた。

午後は移住先にパソコンと位牌を移送した。

風呂敷に位牌を包み春霞(遠山陽子)

やはり昨晩は飲み過ぎたようだ。二日酔いではないが、爽やかではない。にもかかわず、日高屋で炒飯・餃子に一本つけてしまいました。店を出ると空は明るいのに雨粒が落ちてくる。これが、“日照雨(そばえ)” か?

手を出して日照雨たしかむ鉦叩(古賀勇理央)

解らないことがあればネットで検索あるが、パソコンがないので確かめられないし、スマートフォンは持っていない。

5月15日の朝日歌壇にご常連の長尾幹也氏の沁みる歌がございましたので、コチコチいたします。

あと五年耐えんや心壊れんや砂漠の旅に似るわが勤め(長尾幹也)

カウントダウン方式も慰めにはなるが、突き詰めると死ぬまであと何日がと云うことになる。
我輩のカウントダウンは残り三ヶ月少々ですから、我慢しましょう。

初場所やあと三場所の土俵かな(潤)