(巻十五)流れ星悲しと言ひし女かな(高浜虚子)

5月29日月曜日

新居からの初出勤である。駅まで徒歩15分くらいであるから旧宅のときと変わらない。旧宅のときは米屋の前の灰皿で一本吸っていたが、こちらではファミマが灰皿を出してくれている。
電車の混雑は変わらないはずだが、混雑している電車に乗り込んでいくので抵抗感が違う。

土用波にいどむ体を斜に構へ(鈴木真砂女)

二駅目の北千住駅で千代田線から常磐線に乗り換えたが、改札機はなく簡単な乗り換えである。これなら帰りも西日暮里駅乗り換えではなく常磐線を使えそうだ。

上汐の千住を越ゆる千鳥かな(正岡子規)

超ご高齢の義母が肺炎で入院したと連絡があった。
親分に突発のお休みを頂くやも知れずとお願いはしておいたが、細君の話ではすぐにどうこうと云うことはないそうだ。

帰路は日暮里駅・北千住駅乗り換えにしてみた。長らく通過してきた上野駅を素通りするは残念であるが、始発列車に乗る必要もないので乗り換えに便利な駅にした。

新橋からの上野ー東京ラインも選択肢ではあるが、東海道線宇都宮線などの遅れの煽りを受けて乱れるので外した。

バスが停まっていたので亀有駅前から二停留所だが乗ってしまった。飲み屋の提灯の途切れたあたりで下車である。