(巻十六)をみなとはかかるものかと春の闇(日野草城)

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9月26日火曜日

中村伸郎さんのことの続きです。
最晩年のお写真でしょうが、ああ云う風になりたいと思わせる風貌です。
初めて中村さんを知ったのは「秋刀魚の味」だったとおもいます。笠智衆さんともう一人と連れだって恩師(東野英治郎)とその娘(杉村はる子)がやっている支那そば屋を訪ねるシーンだったと思います。テレビではよい意味でのインテリを演じていましたねぇ。大学教授をやらせればこれ以上の先生はいないと云う方でしたよねぇ。
成りたくても無理だから、殿山泰二に目標を変えようか。

一人身の心安さよ年の暮(小津安二郎)

さて、65と云う歳は社会保障制度に関しての曲がり角のようで、年金のほかに介護保険も資格が変わった。
保険の適用を受けられる一方で保険料も一万円近くにあがり、年金からの天引きまでの移行期間の納付書が区役所から送られてきました。
お支払いできて、お世話にならないと云う幸福な日々が一日でも長く、そしてお世話になる期間が限りなくゼロに近いことを切に願っております。

身の回り出来る幸せ弥生かな(細谷竹雨)