(巻十七)眠らねば船出はならじ宝船(小川匠太郎)

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1月22日月曜日

朝の駅では降雪による電車の運休があるやも知れずとの放送が繰り返されていた。過日の新潟での判断ミスに懲りたのかな?しかし安易に運休に“走られても”困るなあ。
場末ながらも都内に移り住んだので帰宅困難ということはないだろうが、机に留っているのも“不自然”なので午後はお休みを戴いた。
一時半にモノレール浜松町に到着。途中の運河には降る雪のなかに浮寝鳥が漂っていて、水面からは湯気が出ていた。

水鳥のあそぶは水の湯気の奥(長谷川櫂)

とにかく場末に戻り雪見酒にしょうとネットで昼から呑める店を探した。北千住の“じんざえ門”という店がよさそうだ。
花は咲く、月は出る、雪は逃せば遭えるかどうか分からない!

この雪を逃すものかと酒を酌む(潤)

北千住の路地裏はそれらしい風情がある。この時間、つまり2時半、でも何軒もの飲み屋が店を開けていて “じんざえ門”でも何組かがガンガンやっている。
鍋があれば鍋と期待したが焼き物と揚げ物までようだ。刺身の中に青魚の刺身盛り合わせがあったのでそれにしてホッピーを戴いた。シメサバ、鯵のたたき、サヨリであるが七百五十円にしては盛りがよい。
三時半ころに荒川鉄橋を渡ったが車内放送ではすでに遅れが出ているとのことだ。線路は既に白くなっている。

亀有駅前となると“両津勘吉”さんも三時半で片面雪化粧である。

URに隣る桜通りも薄く雪に被われ始めた4時前に帰宅した。ちょうど隣接する葛飾野高校の下校時で、雪のなかを傘もささず、お手て繋いで帰る男女高校生とすれ違った。ただし、男子はフード付のパーカーを着こんでいたが、女子は頭に雪をいただいていただい。オイ君!何とかしなさいよ。