(巻十九)秋の灯や鋸屋根の町工場(小林幸雄)

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6月20日水曜日

昼休みのコチコチに「最後のウエスタン・カーニバル
村松友視」を選んでみた。
エスタン・カーニバルの初回は昭和三十三年(1958年)だというから、私はまだまだはな垂れ小僧にも至っていない。
日劇はその地下にあったストリップを見せる飲み屋というかバーに二十代のころ何回か行ったことがある。
その頃で入場料(飲物一杯付き)は千円だった。拝見できるのは上半身までで上品と云えば上品であった。

秋の夜を忍んで日劇ストリップ(高澤良一)

日劇前の地下にアートシアターがあり、ここで岡本喜八監督、寺田濃・大谷直子出演の『肉弾』を見たし、志麻さまの『網島』もみた。

村松友視氏がウエスタン・カーニバルの出演者として懐かしんでいるなかでは、水原弘坂本九あたりからは分かるが山下敬二郎は知らない。ミッキー・カーチス、小坂一也、水谷良重、となると俳優としての認識しか持ち合わせていない。

そう言えば、ラジオ深夜便で3時から歌番組で流した昭和の歌から好きなのを録音して『昭和歌謡』というホルダーを作っています。

目下の収集曲は:
君といつまでも-加山雄三
見上げてご覧夜空の星を-坂本九
愛の賛歌-越路吹雪
川の流れのように美空ひばり
知床旅情-加藤とき子
こんにちは赤ちゃん-梓みちよ
世界の国からこんにちは-三波春夫
上を向いて歩こう坂本九
ウナセラレデ東京-ザ・ピーナッツ
青葉城恋歌-佐藤宗幸
港町ブルース-森進一
黒い花びら-水原弘

三波春夫さんはやはり偉大だ!
是非集めたいのはフランク永井さんと青江みなさんだな。

日本貨物航空が運航を停止したあおりをうけて、バタバタしたが、大山鳴動して鼠一匹(実はそれほどのことではなかったのであるが、使ってみたかったのである)であった。

昨日から今朝にかけてのドタバタであらためて意思疎通のむずかしさを痛感した。
飛行機が飛ばないなら船に替えようとの発想で外貨を動かそうとしたのは分かる。
保税運送についてお役所の“内諾を得たり”と空から海に一報があったが、肝心の仮陸についても内諾があったのか不明である。海の感覚では仮陸で海まで運び、船舶搭載で仮陸完了という外貨の流れをお役所が認める可能性はほぼ無いと踏んでいた。
従って海は、運送の内諾はよいが、そもそも仮陸は貰えるのかと打ち返していたのであった。このメールのやり取りでははっきりしたところが分からず、声による意思疎通をはかったところ、前提になる仮陸についても海側のお役所の了解が得られれば空のお役所は認めるということが分かり、海側の対応が急務となったのである。
メールにはお役所が仮陸を認める方向であることは書かれておらず、空側は前提がクリアされていることを省き運送のことのみを伝えてきたので海側の対応が後手に回ってしまった。
結果は大山鳴動して鼠一匹であったが、声の意思疎通は依然として大切である。

(加えて申せば、石頭で融通など利かせないお役所が、突如粋な計らいなどされたのがドタバタの遠因ではある!)

白鳥は哀しからずや空の青 海のあをにも染まずただよう(若山牧水)