(巻十九)転結のあたりで渦となる流れ(新畑ひろし)

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7月2日月曜日

喉が痛いがタバコは吸えるのです。しかし歯が痛いので煎餅が食えません。なんやかやと不具合が起こりますが、これも老いですから受け容れるしかございません。

紫陽花の疲れつぷりや夫の顔(川西ハルヱ)

桂歌丸師匠の訃報が載りました。81歳とのことでした。
生きていたくて長生きをしたのでしょうから長寿でよかったですね。

そんなに生きていたくもないのに何故私は医者に行くのだろう?未練かなあ?怖れだろう。

春愁や死は怖れぬと言ひつつも(松永朔風)

割引の案内が来たので細君は明日池袋のデパートに入っている眼鏡屋さんに行くそうだ。

冷かに眼鏡の似合ふ妻となりぬ(村尾菩薩子)

久し振りの都内のデパートなので気合が入っている。スカートに合わせるTシャツのファッションショーになったが、“うんいいね、それもあうね、ぴったしだね”と相槌を打っておきました。

相槌も打ちようがあり秋扇(浜名礼次郎)

“ちょうどいいのがないのよね。明日、探そ!”との予想された結論となり幸せな老夫婦は其々の部屋に引き取りました。

煮詰まってゆくは夫婦の愛・憎・無視(筑紫磐井)