(巻二十二)坂が好きことに名を持つ坂が好き東京の坂を歩く雪晴れ(飯島幹也)

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4月26日金曜日

キタさん夫婦は巡礼の旅に出たようです。

ほろ苦きものに箸ゆく遍路宿(坂本徹)

☆遍路に出たわけではなく巡礼です。念のため。

あたしゃ籠って句帳の整理、コチコチ読書目録の整理、それに英文記事目録の整理、猫写真の整理それにAVスチル写真の整理なんぞをして今日から始まった超大型連休を過ごすことにいたした。

への郵便物の転送で郵便局まで参った。連休中の配達は二日だけですよ、よろしいですね?と念を押されました。

リタイアメント・ワールドさんという方から繋がりオッファーを頂きました。


写真ですが、過日飲み屋の賄いをご馳走になっている猫がおりました。その一撮です。


「解禁する - 開高健」角川文庫 白いページ2 から

解禁といっても鮎の解禁ではございません。北欧のポルノ解禁についての御高察でございます。
全面開放の結果、一時的に全面開放が花盛りとなったが、すぐに飽きられて全面開放は下火になってしまったそうだ。『秘してこそ花』ですかねえ。

“ あらゆる指導者、あらゆる為政者は、古来、どれくらい性表現をタブーとしてきたことか。そのためどんなに美しく、また、清純、また、厳格と見えるスローガンを掲げてきたことか。しかし、こと表現の自由については、これまでのところ、史上もっとも革命的な政府はレーニンのそれでもなければ、毛沢東のそれでもなく、ホー・チ・ミンのそれでもない。デンマーク政府である。“革命なき革命を”という名句を編みだしたのは第二次大戦後のイギリスの労働党だが、デンマーク政府はおおげさなことは何も口にしないで、どんな革命の指導者も頭から禁止してしまうことしか考えなかったことを、平然として人民に許したのである。
それでいて、その結果、デンマークにはべつに何事も発生しなかった。フリー・セックスを認め、ポルノを認め、いっさいがっさい人民に公然と大股開きをすることを認めたのだが、だからといってその社会に流血や叛乱や解体は何ひとつとして発生しなかったのである。むしろ、ポルノ屋は夢中になって工夫と開発に没頭した結果、誰も何もいわないのに自分から自粛するよりほかないということになったのである。幽霊の招待見たり枯尾花というところか。”