2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻二十五)年よれば疲れもをかし更衣(炭太祇)

(巻二十五)年よれば疲れもをかし更衣(炭太祇) 6月4日木曜日 散歩と買い物 六月になり御言葉も変わっただろうと思いお寺の前を通ってみた。 本日三千三百歩 生協で買い物をした。バターが相変わらず欠品気味である。 菓子・煎餅・つまみ・酒を買おうと思え…

「死にたいする態度 - 水野肇」中公文庫 夫と妻のための死生学

これまでも、しばしば説明したように、私たちはガンか心臓血管系の病気か事故かで死ぬことになった。きわめて例外的に老衰というのがあるが、これは一〇〇人に一人ぐらいしかない。老衰とは、バランスよくからだ全体がうまく老化して枯木が倒れるように死ぬ…

(巻二十五)七月のつめたきスープ澄み透けり(日野草城)

(巻二十五)七月のつめたきスープ澄み透けり(日野草城) 6月3日水曜日 散歩 今日も図書館をのぞいた。よく見ると新聞雑誌コーナーの椅子も間隔を空けて座れるようにはなっていた。武骨に殺人現場のような遮蔽テープが張られていたので全て着席禁止と誤解した…

「住について 池波正太郎」新潮文庫 日曜日の万年筆 から

「住について 池波正太郎」新潮文庫 日曜日の万年筆 からいわゆる〔高度成長〕とやらがはじまって、テレビが普及して......そのころから、東京の銭湯と映画館が減りはじめた。したがって、浴室がついていない安いアパートへはいっても、近くに銭湯がなければ…

(巻二十五)一瞬に残塁ふたり野分めく(能村研三)

(巻二十五)一瞬に残塁ふたり野分めく(能村研三) 6月2日火曜日 散歩と買い物 細君が外出したので夕飯の弁当を買いに駅前まで出かけた。 途中で図書館を覗いたら再開していた(写真)。利用時間30分以内との制限はあるが書架まで行けた。 利用者は疎らである…

2/2「変な音 - 夏目漱石」岩波文庫 日本近代随筆選1 から

2/2「変な音 - 夏目漱石」岩波文庫 日本近代随筆選1 から下三ヶ月許[ばかり]して自分は又同じ病院に入った。室は前のと番号が一つ違う丈[だけ]で、つまりその西隣であった。壁一重[ひとえ]隔てた昔の住居には誰が居るのだろうと思って注意して見ると…

(巻二十五)欲しきもの買ひて淋しき十二月(野見山ひふみ)

(巻二十五)欲しきもの買ひて淋しき十二月(野見山ひふみ) 6月1日月曜日 順番で今日は十二月の句になってしまった。 六月が来てだらだらと物を食う(田中朋子) 家事 洗濯をした。雨模様で室内に干した。 毎日風呂掃除をしているが、風呂場の汚れを拭き落とす…

1/2「変な音 - 夏目漱石」岩波文庫 日本近代随筆選1 から

1/2「変な音 - 夏目漱石」岩波文庫 日本近代随筆選1 から 上うとうとしたと思ううちに目が覚た。すると、隣の室[へや]で妙な音がする。始めは何の音とも又何処から来るとも判然[はっきり]した見当が付かなかったが、聞いているうちに、段々耳の中へ纏…

(巻二十五)朝顔の行く手つかめぬ蔓の揺れ(小林千代子)

(巻二十五)朝顔の行く手つかめぬ蔓の揺れ(小林千代子) 5月31日日曜日 散歩と買い物 午前中の散歩で半径二キロの棲息圏で最も広い公園、交通公園に向った。 公園には若い夫婦の子ども連れが多い。二、三才児の手頃な遊び場なのだろう。 リハビリ病院では外…