(巻二十五)木の匙に少し手強き氷菓かな(金子敦)

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(巻二十五)木の匙に少し手強き氷菓かな(金子敦)

 

3月18日水曜日

 

家事は風呂場の排水口の掃除から始めた。続いてベランダの手摺に毛布掛けて干し、洗濯とこなした。洗濯や布団干しに絶好の天気である。

 

湯を落とす小さき渦の寒夜かな(村上鞆彦)

 

散歩日和でもあり、青砥まで歩いてみた。見上げれば桜!スタスタと歩けばちょっと汗ばむ。七千五百歩強をマーク。

 

(顔本)

セヤップ84のメンバーがグループを作っていたのが分かった。入会を申し込んでみたが承認されるかな?

 

北窓を開きて船の旅恋ふる(西川知世)

 

2020-1984=36年前の船旅だ。

 

(読書)

「悪筆と歌 - 馬場あき子」文春文庫 巻頭随筆4

 

を読みました。歌人達筆のイメージはしかたありませんね?

 

《 ところが因果なことに歌人という世間への通り名がしだいにきまってしまうと、思いがけず行く先に筆墨が待ちうけていることがあって、近年は再び少女時代の悪夢がたちかえるおそれにおびえはじめている。

現代のような有機的な時代に、短歌を作っているなどという人種は特別に時間の刻みが狂っていると考えられてしまうのか、「歌人」と紹介されてから、どこかうさんくさい眼つきで見られ、何となくきまりの悪い思いをすることが少なくない。しかも、しばらくのきまり悪さの次には、しばしば色紙や短冊が、「歌人なら書けるはず」といわんばかりに、丁重に、また人だめしのように出されてくると本当に情けなくなる。 》

 

こんな日にやめたらいいと思へども

氷雨に咲かうとしをり白梅(馬場あき子)

 

昨晩は寝酒を切らしてしまった。寝つきがよくなかった。今晩は意図的に酒を抜いてみることにした。何事も依存するようになると後が辛い。

未だにタバコを嗜んでいる。散歩で珈琲を致すが、そこに灰皿があるので二本吸う。散歩に出かけなければ吸わない。吸わなくても欲しくはならない。

活字中毒でもなければスマホ中毒でもない。

生きることに執着があるかないかはまだ試されたことがないから分からない。今の状況ではどうしても生きていなくてはならないということはない。今ないのだから、この先はもっとない。

 

永らえてみても良し悪し寝酒かな(未詳)