(巻ニ十八)永らへてみても良し悪し寝酒かな(未詳)
1月9日土曜日
掃除、洗濯、昼飯の支度で午前を終わる。
顔本繋がりのベンジャミンさんの英句から連想し、
寒の鯉姿緋にして静心(駄楽)
とコメントいたしたら、“ありがとう”の返信をいただいた。静心は万太郎のパクりです。
予約していた図書が貸出し可能になったので駅前に出かけた。
角川俳句12月号は当たりが多く、以下を書き留めた。
事毎に齢諾ひ年つまる(宮崎トミ子)
目の覚めるところで覚めてお元日(鷹羽狩行)
そぞろ寒ゴムのゆるみしパジャマ捨て(行方克巳)
疫病[ときのけ]のマスク外せば秋の風(行方克巳)
蜘蛛の糸急にどうでもよくなりぬ(小林貴子)
風花や一歩いづれば旅ごころ(山口いさを)
飲めば生き飲まねば死すと寒見舞(福田甲子男)
薄目あけ人嫌ひなり炬燵猫(松本たかし)
仮の世に取り残されて落葉掃く(近藤愛)
点滴に繋がれ夏のくたばり女(荒岡啓子)
疫病は“ときのけ”と読むと教わりました。
とにかく寒い寒いで、息子の部屋に入り5時半からエアコンをつけてしまった。
街には別の寒さの風も吹き始めたようだ。
本日は六千五百歩で階段は1回でした。
願い事-叶えてください。“飲めば生き”より“飲めば死ぬ”薬が所望です。