(巻二十九)身の錆を洗いなが して菊の酒(清水うめを)

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(巻二十九)身の錆を洗いなが して菊の酒(清水うめを)

 

6月16日水曜日

 

朝、雷鳴を聞いて目覚めた。この二三日よい眠りを賜っている。昼寝をしても夜も眠れている。こんなありがたいことはない。そしてこのままず~と目覚めなければ、それはそれでありがたい。

9時半ころ空模様を気にしながら細君と生協へ出かけた。玉蜀黍を一本買う。鮮魚は高い!哀しくなるほど薄く小さな鰤二切れで430円である。懸念が的中し、買い物が終ったころに強雨となった。買ったものを篭から小袋に入れながら雨の様子を見ると舗道に雨が勢いよく跳ね返っている。幸いなことに通り雨で買い物を手引きカートに仕舞い終えた頃には小降りとなり、大して濡れることなく10時半には帰宅できた。

昼になり、納豆と昨晩の残り物で昼食といたし、米を研いで、そのあと昼寝をする。

本日は外出はせず。歩数は千四百で階段は0回でした。

3時から夕食の仕度に入る。今日買ったカボチャで煮物を作った。カボチャは四分の一くらいのを買った。それを6Pチーズの先端部三分の一を落とした程度の小口に切る。カボチャを切るのは力仕事である。小口に切ったものを皮を底にして片手鍋に並べる。並べたカボチャの皮よりやや上まで水を浸す。調味料は砂糖小匙一杯と醤油小匙三分の一。コトコトと10分くらい煮る。薄く張った煮汁がなくならないように注意する。煮えたかどうかは串を皮の近くに刺して確めた。煮えたかどうか味見もしたが、こういうものは歳を取ると美味く感じる。

厨より声して南瓜切れといふ(小野喬樹)

飯炊き、洗い物も含め、4時半に夕食の仕度が終わる。

今日の一日[ひとひ]に不満はない。が、

願い事-叶えてください。消えてしまいたい。