(巻三十七)お覚悟を召されとみやこわすれかな(佐藤静峰子)

8月5日土曜日

(巻三十七)お覚悟を召されとみやこわすれかな(佐藤静峰子)

晴れ。朝家事は掃除機がけ。エアコンのフィルター掃除、台所のマット叩き。汗をかいた。

暑さが体に蓄まってきたせいもあるのだろうか、今日の暑さは殊にこたえる。午前から座椅子でゴロゴロ、ウトウト。

午後もゴロゴロ、ウトウトと過ごし、起こされて夕食の蒸し物を手伝う。

5時から散歩。薬局で昨日の処方薬を頂く。斎藤さんは感じが良いが、もう一人の女に担当されてしまった。帰りに猫を訪ねた。フジは不在。いつもの

所でクロを呼んでみたら、随分遠い2号棟の自転車置場の方から尾を立てて駆けてきた。なんと愛しい猫なんだ!遺産があれば君に捧げたい。今日もお代わりを欲したので喜んで食べて頂く。

そこから、横断歩道のところの“八起”を覗いてみた。一番近いところにある居酒屋だが、未だ入ったことがなかった。店の前に自転車が並んでいたので暖簾をくぐった。カウンターで10人くらいがやっとの店で、土曜日の夕方というせいか七割方埋っていた。入ったときは婆さんが一人で注文を捌いていて、とても焼き物に手が回る様子ではない。手間の懸からない瓶ビール(650円)と鰹の刺身(850円)を御願いした。刺身は思ったより気前のよい盛りだったので由し。サービスで茄子の漬け物が出て、これが行けた。つまみが十分なので瓶ビールをもう一本御願いした。客は後期者3人、ゴルフ帰りのオヤジ二人と怪しい女の三人組、馴染み客らしいデブ女一人。5時半ころに助っ人の兄ちゃんが来る。ゴルフ三人組が勘定(7000円くらい)をしてお帰り。店主の婆さんは客との会話を転がし、私にも気配りする。そういう場末のオバチャンのお店なのだ。6時になり、私も御輿をあげた。お勘定は2150円。鰹がよかったから、まあ納得。慌てずにビール一本をゆっくり楽しむのが正解だったが、一ヶ月ぶりの外飲みで、まあまあよかった。

願い事-ポックリ御陀仏。

生きて居たくないけれど死んでしまいたいとまではいかない。臆病で中途半端で未練があるのだろう。未練はないつもりなのだが。

ロック座の話を読んだので、

「犠牲と変身-ストリップ・ティーズの哲学 - 澁澤龍彦」中公文庫 少女コレクション序説

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32308488/

を読み返してみた。

この哲学に依れば、ロック座ではストリップをやっていないことになるのか?